2021年10月4日 10:00
白石和彌監督の指揮のもと、仮面ライダー生誕50周年を記念してシリーズの中でも人気だった「仮面ライダーBLACK」を配信番組としてリメイクする「仮面ライダーBLACK SUN」の制作に、高橋泉、樋口真嗣、田口清隆ら豪華スタッフが結集していることが明らかになった。
1987年10月~88年10月に全51話で放送されたオリジナルの「仮面ライダーBLACK」は、暗黒結社「ゴルゴム」の次期創世王候補(世紀王)に選ばれた、南光太郎と秋月信彦が拉致されるところから物語は始まる。世紀王「ブラックサン」に改造された光太郎は脳改造を受ける寸前に脱出し、ゴルゴムと闘うことを決意。しかし、光太郎の前にはゴルゴムの戦士「シャドームーン」となった信彦が立ちはだかる……。
2022年春に配信を予定している「仮面ライダーBLACK SUN」は、「凶悪」や「ひとよ」など白石監督作を担ってきた高橋が脚本を手掛ける。また、仮面ライダーや怪人たちの魅力を最大限に引き出すビジュアルコンセプトは、「シン・ゴジラ」で第40回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した樋口が務める。さらに、「ウルトラマン」シリーズなど数多くの特撮作品を担ってきた田口が、特撮監督として参加する。
そして、多種多様なフィギュアが集まる「TAMASHII NATION ONLINE 2021」(https://tamashii.jp/special/tamashii_nation/)の最終日にあたる11月21日、今作のキャラクターデザインビジュアルが初披露されることが決定した。「東映特撮YouTube Official」ほかイベントサイトで配信を予定しており、樋口、田口、東映の白倉伸一郎プロデューサーらが出演を予定している。
「仮面ライダーBLACK SUN」に参加する高橋、樋口、田口のコメント全文は以下の通り。
■高橋泉
肉体的には強靭な強さを持った、BLACKや怪人たち。でも、怪人に改造されたことへの苦しみも見せる。そんな怪人たちの強さ、弱さ、儚さをドラマチックに描きつつ、やはり最高に格好いい、怪人たちの戦いを書いていきたいと思っています。ぜひ、楽しみにしていてください。
■樋口真嗣
白石監督が「仮面ライダー」を手がけるという時点で、物凄いことになるんじゃないかと頭の中にどんどん妄想を膨らませています。私はこの作品のコンセプトビジュアルの担当として、怪人はなぜ生まれたのか、この世界が怪人のいる世界だったらどうなっていたか、ゼロから“改造人間や怪人”を見直して作品を作り上げていきたいと思っています。皆さんもぜひ期待していてください。
■田口清隆
今回、特撮監督として「仮面ライダーBLACK SUN」に携われることを光栄に感じています。7歳のころ見ていた「仮面ライダーBLACK」で印象に残っている怪人たちのような、とにかく格好いい造形を本作でも作りたいと思っています。本作はこれまでの「仮面ライダー」を尊重しながら、ある意味“殻を破って”作られている作品です。これまでに見たことがないものが出来上がりそうな予感がしているので、皆さんも楽しみにお待ちください。
(映画.com速報)
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