父のテルヲ(トータス松本さん)が亡くなって5年、千代(杉咲さん)は30歳に。昭和12(1937)年、夏に始まった日中戦争で日本軍は勝ち続け、国中が沸く中、鶴亀家庭劇でも戦争を題材とした愛国ものの芝居「頑張れ!集配婆さん」が人気となっていた。千代は一平(成田凌さん)と相変わらずの2人暮らしだが、鶴亀家庭劇の団員たちを世話し、舞台に出れば大盛況の毎日は、それなりに充実。千秋楽、楽屋に戻ると男が部屋を物色していて……。
「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生をモデルにしながらも、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く、103作目の朝ドラ。明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代が、華やかな芝居の世界に魅せられ、自らも女優を目指すようになる。
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