黒木華×柄本佑W主演作が9月公開、不倫を巡るマンガ家夫婦の行く末描く（コメントあり） - ナタリー

2021年3月26日 8:00 359

黒木華と柄本佑がダブル主演を務める「先生、私の隣に座っていただけませんか？」が、9月10日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される。

左から柄本佑、黒木華。

大きなサイズで見る

オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2018」で準グランプリを受賞した企画を映像化した本作。マンガ家の早川佐和子と、結婚5年目にして不倫をした同じくマンガ家の夫・俊夫の姿を映し出す。ある日突然「不倫」を題材に新作マンガを描くと言い出した佐和子。そこには自分たちそっくりの夫婦と、不倫の詳細がリアルに描かれていた。不倫がバレたのかもしれないと精神的に追い詰められていく俊夫だったが、マンガのストーリーは妻と自動車教習所の教官の淡い恋へと展開。恐怖と嫉妬に震える俊夫の中で、現実とマンガの境界が徐々にあいまいになっていく。

黒木が佐和子、柄本が佐和子の担当編集と不倫をしている俊夫を演じた。監督と脚本を担当したのはドラマ「高嶺のハナさん」でも監督を務める堀江貴大。また劇中に登場するマンガは、アラタアキと鳥飼茜が手がけた。

黒木は「脚本を最初に読んだ時、漫画部分と実写映像部分の繋がり方が面白いなと思い、どういうふうな映画になるんだろうと楽しみでした」、柄本は「堀江監督のホンは非常にウェルメイドで、出来上がるまでどんな映画になるのか予想のつかないものでした」とコメント。堀江は「この漫画家夫婦の一風変わった夫婦喧嘩の行き着く先はどこなのか。ニヤニヤヒヤヒヤしながら、楽しんでご覧いただきたいです！」とアピールしている。

黒木華コメント

脚本を最初に読んだ時、漫画部分と実写映像部分の繋がり方が面白いなと思い、どういうふうな映画になるんだろうと楽しみでした。ミステリーのようにドキドキする場面もあるので、二人の漫画家の行先を是非楽しんでください。

柄本佑コメント

堀江監督のホンは非常にウェルメイドで、出来上がるまでどんな映画になるのか予想のつかないものでした。そんな中切磋琢磨してできあがった映画は、想像をこねくりまわすものと仕上がっていると思います。フラットにお楽しみ下さい！

堀江貴大コメント

素晴らしいスタッフキャストの皆さんの力が合わさって、虚実入り混じるミステリアスな夫婦映画が完成しました！
“佐和子”という底が知れない人間を、黒木華さんがキュートさとクールさという二面性を持って繊細に表現し、物悲しくも恐ろしくもあるキャラクターが誕生しました。そして、恐怖と嫉妬にもだえ苦しむ“俊夫”という人間を、柄本佑さんが時にカッコ良く、時にカッコ悪く、愛嬌たっぷりに演じてくれました。
この漫画家夫婦の一風変わった夫婦喧嘩の行き着く先はどこなのか。ニヤニヤヒヤヒヤしながら、楽しんでご覧いただきたいです！

黒木華のほかの記事