「第71回 NHK紅白歌合戦」視聴率を発表
関東地区では前半34.2%、後半40.3%、関西地区では前半32.8%、後半39.3%を獲得(ビデオリサーチ調べ)。放送を終え、実施本部長の二谷裕真氏は「ほんとに紅白はできるんだろうか、いや、やっていいんだろうか、、、新型コロナウイルスの猛威に、何度となくそんな気持ちにさせられました。それでも、『今こそ歌おう みんなでエール』、私たちが紅白に託した思いは、ご出演くださったみなさんのお力を借りて届けることができた、、、放送してよかったと、今は誇りを持って、そう思います」とコメント。
史上初の無観客開催となったが、「NHKホールだけでなく複数のスタジオからお送りする異例のスタイルになりました。無観客だからこそ実現したNHKホール改造ともいえるステージは、全方位からカメラが映し出す見たこともない映像を生み出しました。また、別スタジオをオーケストラスタジオとして、性格の全く異なったステージを作ることもできました。そんなこれまでにない紅白の空間で、内村光良さん、二階堂ふみさん、大泉洋さんら司会陣は、縦横無尽に絶妙のコンビネーションを見せてくださいました」と回顧。
「そしてどの歌唱シーンも、勇気、元気、共感、感動、さまざまなエールをお茶の間に届けきったと思います。医療現場の最前線でコロナと戦ってくださっている医療従事者に感謝と希望を歌い、子供たちの笑顔を守りたいと願い、けん玉で世界記録を打ち立て、紅白で世界がつながりました。両軍の最後は、優しくも力強い愛が歌われ、視聴者のみなさまそれぞれの心に響いたと思います」と胸を張り、「黒柳徹子さんや宮崎美子さん、NHKドラマの主役・吉沢亮さん、杉咲花さんら豪華なゲスト審査員の方々も今回はリモートでの審査をお願いしました。同様に、紅白レジェンド・北島三郎さんもリモートで新しい紅白を一部始終見守ってくださいました。そして今年は、視聴者のみなさまの投票を大切にするために、視聴した時間に応じて投票できる票が多くなるという新しい試みをしました。お客さんがいらっしゃいませんでしたが、その分も、テレビをご覧のみなさまに深く紅白に関わっていただくことができたと思っています」と語った。
「第71回 紅白歌合戦は、いくつもの制限の中で、新しいスタイルを模索し、その片鱗をつかんだのかもしれません。無事放送できたことが奇跡のようにも感じます。改めて、全ての出演者のみなさん、そして全国の視聴者のみなさまに心より感謝申し上げます。今年が晴れやかな年となりますように」と願った。
「第71回 NHK紅白歌合戦」
2020年の紅白のテーマは、「今こそ歌おう みんなでエール」。新型コロナウイルスの感染が拡大したことで世界は一変し、様々な分野に深刻な影響が出ている昨今。今こそアーティストたちの思いのこもった歌でみんなにエールを送りたい、コロナによって傷つき疲れ切っている人々の心を癒し、少しでも明るい気持ちで2021年を迎えて欲しいという思いがこめられた。総合司会は4年連続となるウッチャンナンチャンの内村光良。紅組司会は二階堂ふみ、白組司会は俳優の大泉洋で、それぞれ紅白初司会となった。(modelpress編集部)
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