それから440年。地元の人たちの信仰を集めてきた寺が今、解体されようとしている。理由は長年風雨にさらされ老朽化が進み、虫食いで傷みが進んだから。しかしこの解体、通常の解体工事とは一味違う。解体したのち、使える部材を利用して再建するのだ。解体と再建に挑むは文化財のエキスパートと熟練の宮大工たち。しかし、相手は重要文化財。様々な制約もあり一筋縄にはいかない。
重機アイドル城島と建築アイドル伊野尾が見守るなか、工事は無事成功するのか?
城島茂&伊野尾慧コメント
解体工事中、戦国時代の庶民の暮らしをいまに伝える、歴史的な大発見も。ロケでは、城島と伊野尾も現場に何度も足を運んだ。城島は今回の解体工事を振り返り「400年前、何とか願興寺を建てようと奮闘した人たちの思いと、それを後世に残そうと取り組んでいる文化財の専門家たちの熱い思いが交錯する現場、本当に見ごたえがありました。『解体に、歴史あり』という新しいキーワードが生まれた」と語り、伊野尾は「解体途中に戦国時代のものが次々出てきて驚いた。ロマンのある解体現場だった。普段、町を何気なく歩いていて、防音シートの裏側でこんなことが行われているなんて、誰も知らない。解体工事は奥が深い」と興奮気味に語った。普段何気なく目にする建物の解体工事。防音シートの向こうで起きている、知られざる日本の技術を深掘りする。(modelpress編集部)
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