将棋の藤井聡太二冠にとって3つめのタイトル挑戦となる、叡王戦の五番勝負が25日、開幕します。
相手は、現在「王位」の防衛戦でも対戦している豊島将之二冠で、藤井二冠は24日の会見で「挑戦者という立場で、思い切りよく指していければと思います」と意気込みを語りました。
去年、八大タイトルのうち「棋聖」と「王位」を獲得した藤井聡太二冠(19)は、ことし、「叡王戦」のトーナメントを勝ち抜いて挑戦権を獲得し、25日、トップ棋士の豊島将之二冠(31)に挑む五番勝負が開幕します。
2人は24日、対局が行われる東京の神田明神で記者会見に臨み、3つめのタイトル挑戦となる藤井二冠は「挑戦者という立場で、思い切りよく指していければと思います。オリンピックも同じ東京で行われていますが、熱戦にすることで、こちらにも注目してもらえるような対局にしたいと思います」と意気込みを語っていました。
一方、迎え撃つ豊島二冠は「王位戦では負けが続いていますが、新たな気持ちで臨めればと思います。非常に強敵なので、対戦することで自分も実力をつけていけると思う」と話していました。
藤井二冠は現在、「王位」の防衛戦でも豊島二冠と対戦し、2勝1敗とリードしていて、今後「王位戦」と「叡王戦」をともに制すると、史上最年少で「三冠」を達成することになります。
叡王戦の五番勝負は9月にかけて行われ、先に3勝をあげたほうがタイトルを獲得します。
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