セットリストとしては、ファン投票によるランキング(シングル曲、カップリング曲、アルバム曲)の各上位10曲を補完し合う“対となる”構成。アラフェス名物、メンバー5人のミニキャラクターが登場するアニメーションによる“ガイド映像”を挟みつつ、高さ約40メートルのウォーターキャノンなどの噴水、5万個の風船が空高く放たれ、2500発の花火など、“国立(野外)ならでは”“アラフェス恒例”の規格外な演出を大いに盛り込み、全17曲『Part.2』ライブ本編の配信時間はおよそ100分に及んだ。
今回は、アラフェスのテーマカラーであるオレンジを基調としたポップな幾何学デザインのメインステージに、ドーナツ型にリフトアップするセンターステージ、サテライトステージ十字に結ぶ花道がのびるセットを用意。アリーナおよびスタンドの全客席には、今回のグッズであるおよそ7万本の『ARASHI2020 ライト』が設置された。無観客ながら、まるでファンがその場にいるような演出で会場一体となってライブに彩りを添えた。
このほかにもドローンによる空撮、クレーンやレールを駆使するなど、あらゆる場所から狙うカメラの数々、度肝を抜く360度撮影やAR演出、オーケストラがリモート出演するなど、最先端の技術、配信ならではの臨場感あふれるステージ映像で圧倒。画面越しだからこそ可能な夢のような世界へとファンを誘った。
MCで松本潤は「なんか夢のようだね。ほんとに…この生まれ変わった新しい国立競技場で、こうやってライブができるっていうことが、すごいことだなぁと思ってます。ありがたいです、本当に。協力してくださった皆様、ありがとうございます! そして見てくれてるみなさんのおかげで、僕らは今、ここに立てているんで」と感謝を込めた。
大野智は「やっぱりいいですねぇ。思い出しますね。昔の楽屋とか。(以前とは)ガラッと違うもんね。そういうところを、勝手に比べちゃってる。“裏動線 とか」と語れば、メンバーから「裏同線の話、Part.1でもしてたね(笑)」「“裏”が好きだねぇ!」とツッコまれる一幕も。
また、この日は天気にも恵まれ、相葉雅紀は「天気にも感謝だね。俺らが国立でやってたときほぼ100%の確率で、雨振ってたでしょ」と大きく広がる夜空の月を見上げた。二宮和也が「楽しいね。こんなに大きな声出して歌って踊るのが、久々ですよ」とうれしそうに明かすと大野と櫻井翔も「本当だね!」と笑いかけていた。
今回、数々の最先端の演出をもってしても、最大の見どころは、無観客であっても変わらない、嵐ライブの“あたたかさ”。「アラフェスとは、嵐と嵐ファンで作る“お祭り”である」という5人の強い信念のもと、国立競技場を埋め尽くす広大なペンライトの海、その客席の一つひとつを見つめ、手を振り続ける5人の姿があった。
いつものように客席に“ファンの姿”をみつけては、微笑みかけ「上の上のほう!」まで響くように呼びかける。直接、記念日を過ごすことはできなかったが配信ライブでも、お決まりの掛け合いや、ファンを楽しませようとする姿勢は健在。ファンが望んでやまなかった「約束通り、新しく生まれ変わった国立競技場のステージに立つ嵐の姿」をみせるため、声をあげ、愛を込めてその場を全力で楽しんでいた。
今回のライブは2部構成。午後4時半からの「PART1」が嵐ファンクラブ(FC)会員限定配信、午後7時半からの「PART2」は一般の人も視聴可能の配信となった。またこの日12時から『生配信だヨ!嵐会』と題したFC向けの配信企画も実施した。終了後にはFC向けの配信内で、活動休止を発表している年末以降のFC継続も発表。うれしい報告でファンを喜ばせた。
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