「ネオジオ」「KOF」のSNKの株式をサウジアラビアの企業が大幅に取得。筆頭株主に - 4Gamer.net

　「ネオジオ」や「THE KING OF FIGHTERS」で知られるSNKの株式を，サウジアラビアのElectronic Gaming Development Companyという企業が大幅に取得するといくつかの韓国メディアが報じている。

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　1978年に設立されたエス・エヌ・ケイは，1990年代に「サムライスピリッツ」や「龍虎の拳」などの格闘ゲームで大きな人気を得たが，その後低迷し，2001年に倒産。知的財産権などは後継企業のSNKに引き継がれたが，2015年に中国の投資家グループLeyouTechnologiesの子会社LedoMilleniumがSNK株式の81.25％を取得して，同社はその傘下に入った（関連記事）。

　報道によれば，これまでSNK株式の33.16％を香港のZuikakuが，18.23％をPerfect World Entertainmentが，そして，ほかの香港企業が6.6％を保有していたが，Electronic Gaming Development Companyは今回，Zuikakuの持ち株のうち28.8％，約606万株を購入する契約をZuikakuと締結したという。今後，SNK株式のさらに17.7％を購入することも決まっており，そのほかの株式取得分を含めてElectronic Gaming Development CompanyはSNKの株式の33.3％を保有する筆頭株主になる。3か月以内にPerfect Worldが保有する株式も取得し，公開買い付けを経て将来的には株式保有率を51％まで引き上げるとのこと。

　Electronic Gaming Development Companyは，皇太子であるムハンマド・ビン・サルマーン（Mohammed bin Salman）氏によって設立された「Misk財団」が所有する企業で，サウジアラビア政府は現在，ゲームを含めたエンターテイメント産業に活発な投資を行っている。

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