14日、都内にて映画『さくら』公開記念舞台挨拶が行われ、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、小林由依(櫻坂46)、矢崎仁司監督が登壇した。
北村は満席の観客席を目にし「遂に、間を空けずに座られたみなさんを前に、舞台挨拶に立ててすごく嬉しいです」と笑顔。小松も「自分が2020年に携わった作品でお客様が入っての舞台挨拶は今日が初めてなので、“ただいま”という安心感を得ています」と、吉沢も「こうやってお客様が入っての舞台挨拶は久々な気がして、少し緊張してますが、楽しんでください」と、それぞれが感激しながら挨拶をした。
顔面が強い兄弟妹
北村は、兄弟妹で共演した小松・吉沢と揃っての舞台挨拶に「顔面が強いなと。濃いなという感じがありました」と会場の笑いを取った後で「3人で会うと、あの時、ああだったなという撮影の空気感や思い出が蘇る感覚があります」としみじみ。小松が2人との共演について「最近、メイキング映像を観させてもらったんですが、私たちは本当に楽しそうにやっていたんだなと。夜の撮影も多く、深夜ならではの変なテンションになっていて、今思えば全然面白くないことも全部面白く感じていました」と話すと、北村も「面白かったね」とうなずいた。
さらに、吉沢も「いつも菜奈ちゃんは、撮影が終わった後『おつカレーライス』と言って帰っていくんですが、それで僕たち2人も『おつカレーうどん』『おつカレーそば』とか、よくわからない感じで言ったりしていました」と振り返り、北村が「今聞いても全然面白くないけど、当時はめちゃくちゃ面白かった」と思い返し、3人で笑い合っていた。
小林由依、初の映画出演を振り返る
また、オーディションで美貴(小松)の親友・大友カオル役に選ばれた小林は、「初めての映画出演で、こんなに豪華な、いつもテレビで観ていたみなさんとご⼀緒させていただくということで、本当に緊張しました。撮影現場がウソのような夢見心地ではあったんですが、すごくいい刺激をいただきました」と紅潮しながらコメント。小林との共演シーンについて小松は「バスケのシーンは撮影に入る前に2人で練習して息を合わせたり、心と心で通じ合うシーンもたくさんあったりして、アドリブもけっこう多かったので、⼀緒にお芝居を考えていきました」と撮影を振り返った。
理想の年末年始の過ごし方
その後、理想の年末年始の過ごし方について尋ねられた場面では、小松が「お正月は何も考えずに過ごしたい。お笑いを見て笑って、おいしいものをいっぱい食べて寝て、食べて寝てという泥みたいな生活を送りたい」という願望を口にすると、吉沢も「食べて寝て酒呑んで」と同意し、「地元に帰って、小中学校の友達と安い居酒屋で朝まで呑んで、終わってからラーメンを食べて、ぶくぶく太る生活をしたいです」とおちゃめに話すと会場から笑いが起こった。
北村も「僕も泥のような生活を。この三兄弟はきっと泥のような年末年始を過ごすのかなと(笑)」と続け「年末は音楽イベントとかに行きたいです。去年はCountdown japanに出ていたので。でも、翌日からは、はいつくばるような毎日というか、泥のような生活を送れたらと」と願望をのぞかせたが、矢崎監督から「餃⼦を食べるのを忘れてませんか?」と、劇中で一家がお正月恒例として餃子を作って食べるシーンを引き合いに出され、「確かに。気が利かなかった」と苦笑いだった。
北村匠海「僕なんかカーストが低いほうで…」
そして、劇中でサクラ役を演じた犬のちえも登壇。兄弟妹のなかでは、吉沢に1番なついていたそうで「今、覚えてくれてるのかわかんないな。ちえちゃん」と呼ぶが、大勢の観客を目の前にして、ちえは緊張気味の様子。吉沢は、ちえとの共演シーンについて「本当にすごかった。彼女の動き1つでシーンが変わる。芝居が上手い。みんなで卒業アルバムを覗くシーンは完璧だった」と感嘆したことを告白。
一方、北村からは、「サクラが、僕ら5人を(いい意味で)振り回してくれた。近寄ってきたかと思ったら、すっとどこかへ行っちゃったりして。僕なんかカーストが低いほうで、すぐに亮くんや永瀬(正敏)さんのほうへ行っちゃう(苦笑)。僕は芋をあげないと来てくれなかった」と撮影時のエピソードも明かされた。(modelpress編集部)
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